誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策
そこであやのが更にもう一言付け加える。



「そういうグループにいるの。白鳥は。」



その時ふと違和感を感じた。

ピカルから聞いていた“白鳥さん像”と俺の頭の中のグルグル女学生が符合しない感じがしたのだ。



「え?グループ?」

「そう。グループ。」

「ってことは白鳥さんはグループの“一員”ってこと?」

「そう。」

「グループはそうだけど白鳥さんもそういう会話したりとかしてんの?」

「さぁ知らない。直接話したことないし。

あの中に居れんだからそうなんじゃないの?」

あやのは興味無さげに言ってキャラメルマキアートに改めて口を付けた。

     *  *  *
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