誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策
うゎゎゎゎ!!

「好きな子」って…



私のこと、だよね…?



頬がかぁっと熱くなって、お財布を持ったまま顔を覆う。



(私が照れるの分かってて、わざと言ってる…!?)



私が動揺している隙にお金を払い終えた彼が
スムージーがふたつ乗ったトレーを持ってくれる。

さりげなく優しくされるのも嬉し恥ずかしい…



私と向かい合わせに彼が座り、スマホのアラームを15分にセットしてテーブルの上に置く。



彼の瞳が真っ直ぐ私を捉える。



その表情。



優しく柔らかい笑み、それでいてひたむきな眼差し。



ずるいよね…





そして彼は言う。





「さて。何から話そっか?」





多分もう私…



何話されても



好きになっちゃう予感しかしませんが…///



〈end〉
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