誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策
次の朝。



俺は乗換駅でいつもの電車の列に並ぶ。

そこには天使も並んでいる。



(名前が分かれば、もしかしたら紹介してもらえる、かもしれない…)



俺はいつにも増してドキドキしていた。



今日は彼女の隣に立つ!

そして名前とか、何か彼女の手掛かりになるものを探すつもりだ。



(名前…)

きっと名前も可愛いんだろうな…



そんなことを思ってドキドキしていると今日もいつもの電車が来る。

降車する人波が治まり、俺たちが乗り込む。

今日はなんとしても彼女の隣に立たねば!
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