誰かが君に恋してる。～純情男子の恋の傾向と対策

俺と彼女の関係は相も変わらず進展なく季節は移ろい、
すっかり秋も深まっていた。



変わったことと言えば、彼女のいでたちくらいだろうか。

セーラー服の上にハーフ丈のPコートを着、紺のハイソックスの代わりに厚手のタイツを履いている。

タイツが彼女の細い足首をますます華奢に見せて、朝から俺を悩ませるわけだけど…



(いやいや！そんなんどうでもいいっ！)