天使×恋する僕
俺は、慌ててミュウに近寄り抱き寄せる。

「ミュウ、しっかりしろよ!」

あの時の言葉で力つきたのか、ミュウはぐったりしている。

俺の心臓が凍りつくのか先か、ミュウの身体が先か?みるみる冷たくなる。

どうにか開いていた瞳が閉じかけ空を見始める。

「まさか!!」


「駄目だ!駄目だ!駄目だ!ミュウ!ミュウ!」

溢れ出す涙を必死に押さえながらも、ミュウの身体を激しく揺さぶる。

銀色だった翼が無情にもふわふわとゆれている。


ぐったりとしているミュウはまるで、糸の切れた人形のようだ。




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