天使×恋する僕
《はぁ…はぁ…はぁ…》
モネの息は乱れて行くいっぽうだ。


ミカエルはモネにむかって素早く印を結びだす。

その姿はまるでそよ風が花びらと戯れているような美しいものだ。

(我は忘れない。そなたの行った罪を…。しかし我が主は許すだろ。


悪魔消滅魔法!
開眼!!印!終!)

祈り終わると同時に、天から一筋の光りがモネに向かって降り注ぐ。

《ギャアア!やめて!
やめて!あたい消えたくないよ!!》

あわてふためくモネだがもう、おそかった。


強烈な光りが一瞬強く輝き出し、光りがきえると、モネも姿を消していた。




ミカエルが小さく微笑みを浮かべていた。


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