天使×恋する僕
声のする方向へ振り向くと、そこには真人が、ボサボサの頭に上下グレーのジャージという、姿でたっていた。


なんとなく疲れた様子に感じた。




「うぃ-す!真人。なんか、同じクラスなのに久しぶりに感じるな?」

「そうか?」



まあ、色々あり過ぎて俺が余裕ないだけか。




「所で。こんな夜遅く、真人も買い物か?」




「いや?俺は今、麻里に振られた所だ。」




そう言った真人は、苦笑いをしていた。





「マジで?!」


「なんかよ。好きな奴がいるみたいで忘れられないんだとさ。」

「ハァ?なんだそれ?」



「最悪だよな…。しかも好きな奴て、誰だと思う?」

「さあ?わからん」




「お前だってよ?」





真人は、声を絞り出すように答えを出してきた。













< 175 / 245 >

この作品をシェア

pagetop