天使×恋する僕
夕方…晃司さんから連絡があり、今日も遅くなるとの事…


人間になってから…


私の中で多くの感情が芽生え初めてきた。


人間って苦しいです。



晃司さんのばか…!


ばか!ばか!ばか!!


後少ししか、いれないのに…


いいのですか?



<きっと…晃司…
どっかの女と浮気してんじゃないの?>

頭に直接話かけてくる、聞き覚えのある声…


振り向けば、金色に妖しく輝き目を見開いた、白猫。









そう…モネがこちらを見ていた。





『なっ!何を言うの?
晃司さんはそんな人じゃありません』

<じゃあ、何をそんなに悩んでるの?疑ってるんでしょ?>


疑う…?


そんな感情…なんて今までなく、いつも信じる事しか知らないこの私が…




人を…




疑うなんて…




その言葉にモネの方へ、視線を走らせると、細く微笑んでいた。





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