天使×恋する僕
「こら!くそモネ!あっちいけ!シッ!シッ!」

物凄い剣幕で、カノンが白猫モネを追い払う。

短い鳴き声一声を上げ、 モネは窓から外へ出ていってしまった。

カノンは今にも、風船が破裂しそうな勢いで今度はこちらを睨みつけた。


「ミュウさん?どうしたの一体?今悪魔、モネに心奪われたよ。何があったんだ?」

私が…モネに……?


そんな…信じられません。


「モネに付け込まれるだなんて…天界の扉が明日からクリスマス前夜まの二日間、開くから。
前夜まで居るとは言わず、明日帰ろうよ?」

言葉がなかった…

カノンの言葉が…


何も聞こえない…



私がもし…モネに付け込まれてしまったら…

天界はおろか…人間界に留まる事が出来なくなる。


何故こんな事に…







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