天使×恋する僕
その姿を見たとき、考えるとかじゃなくて体が勝手に行動を起こしたんだ。

俺は、急いで着ているTシャツを脱ぎ、その洋服で猫を包んだ。

ひでぇことしやがる・・

怒りがふつふつと湧き上がるのを感じた。

ー今たすけてやるからな!

俺は、猫に負担をかけないように急ぎ足で、しかし真綿を扱う様に、家まで慎重に運んだ。

「かーさん! ガーゼと消毒液もってきて! あと包帯ももってきて!」

本当にむごいことしやがって!!







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