天使×恋する僕
猫は、右前足は切断されていて、尻尾も切り落とされている。

首には首輪のかわりに針金が巻かれていた。

その無残な姿に



俺は、言葉にならない怒りがフツフツと沸き上がる。


チクショ!!!


猫は苦しそうに浅く、そして速い呼吸をしていた。


誰が見ても、もう重体の状態だった。

震える血まみれの手でやさしく、ゆっくり小さな猫の額を撫でていた。


「偉いな?お前。ちゃんと鳴いて助け呼べたんだな。 今手当するからな。 カンバレよ!」








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