天使×恋する僕
静かにミュウは口を開く『晃司さん…
それは…できません…

その行為は我が主のもの。

たとえわたくしが、その行為を行ったと主がお知りになったらわたくしは、主からお叱りを受ける事でしょう。』

「ハァ?そんなのシラネぇよ。
そんな力あるくせに、使えないなんてよ!
一体いつ使うんだよ?」


『それは主がお決めになる事です。』

ミュウは頑として聴き入れない様子だ。

「お前はロボットかよ!
ミュウに意思はないのかよ。」

『なんと言われようとも、曲げるつもりはありません。
主は絶対ですの。

主の御志のままに…。』

< 32 / 245 >

この作品をシェア

pagetop