天使×恋する僕
観念したのか?    『ハァ…本当…
これっきりですからね。』


そう言ってミュウは、魂の抜けた猫を抱き上げながら、銀色に輝く翼を広げそらを仰いだ。


たちまち、ミュウは、強く金色の光りを放ちだす。

その光りはとても暖かく、心地よいものだった。

なんだろう?
この感覚は?


今も昔も忘れない。
いや…忘れたくない。


そう…まるで


母に抱かれている時のような暖かい光りだった
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