天使×恋する僕
目が覚めると…


何やら、ミュウと、モネが月明かりを浴びながら話しをしていた。



その姿は現実とも、夢なのかも区別のつかない、奇妙な感じがした。


《あんた…本当に使命忘れたの? 傷が治ってるんだもん…さっさと天国にもどりゃ~いいじゃん。
あんた達がいると、世の中清くなるから、商売あがったりだわよ。》


嫌味を言うモネだが

ミュウは何も話さずただ、夜空に浮かぶ月を静かに見つめていた。



《まっ。とっとと、帰るんだよ?》


軽いため息をつき、モネは、すっーっと闇の中に吸い込まれて消えてった。

テレポートでもできるのかな?


「ん゛ん゛ん゛」

俺は、声をかけるタイミングを失い、わざとに咳ばらいをしてみた。


盗み聞きしてた訳じゃないけど何となく…


聞いては、いけないような気がしたんだ。

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