現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
last night





『どんな沙代も好き、みたいなこと言ったけどさ。やっぱ、オタクすぎて無理だわ。気持ち悪いし。どうせ俺のこと、いつも攻めとか受けとかそういうこと考えながら見てんだろ』


待って、志木さん……待って、行かないで……



『じゃあな、沙代』


やだ……



私は確かにオタクだけど、志木さんのことが大好きなの……っ







「待って―――!!!」


叫ぶのと同時に、私はガバッと上半身を起こした。



ピピピピピ……。


枕もとで携帯のアラームが鳴っている。



夢……。


私は脱力し、深いため息をついてから、アラームを止めた。


なんていう夢を見てるんだ私は……。
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