現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
「い、行くって、いっしょにオフ会にですか⁉︎」
「そう言ってるじゃん」
そう答えて、彼はビールを流し込む。
若干機嫌が悪いようで、口調がいつもより強めだ。
でも、負けてはいけない。
「で、でも志木さんはチャットどころかアミロンの会員ですらないですし……!」
「会員じゃなきゃ行けないシステムなわけ?」
「そうじゃないですけど……。結構コアなアニメ好きが集まるから、いっしょに来てもつまらないと思いますよってことです」
「つまるとかつまらないとかじゃないんだよ。沙代が危ない目に遭わないように見張りに行くんだから」
「だ、だから危ないことなんてなにもないんですよ!」
「そういう決めつけが良くない!」
そう言って、彼はダンッとビールジョッキをテーブルに置いた。
ダメだ、かなり酔っている。いつもこんなふうにならないのに。
こんな彼は初めて見るけれど、なんとなく、これ以上なにを言っても無駄な気はしてきた。
「……オフ会の主催者さんには、彼氏がいっしょに行きますということを私から言っておきます。
ただ、もう一度言いますが、来ても絶対つまらないと思いますよ? みんなでアニメについて語り合うんですから」
「つまらないのは覚悟だ。ちゃんと連絡しとけよ」
「命令しないでください」
お酒の力を借り、私もちょっと強めに言い返してみた。
まあ、志木さんがいいのならそれでいいか。BL好きの読者が集まるオフ会とかだったらさすがに連れて行けないけれど、今度のオフ会はほかにも男性が来る予定だし。
それに……そこまで私のことを心配してくれたのは、純粋にうれしいと思ったから。
ああ、でも今度のオフ会、どうなるんだろう? まったく予想できなくなってきたぞ。
とりあえず、主催者のTaka★さんに連絡しなくちゃ。
「そう言ってるじゃん」
そう答えて、彼はビールを流し込む。
若干機嫌が悪いようで、口調がいつもより強めだ。
でも、負けてはいけない。
「で、でも志木さんはチャットどころかアミロンの会員ですらないですし……!」
「会員じゃなきゃ行けないシステムなわけ?」
「そうじゃないですけど……。結構コアなアニメ好きが集まるから、いっしょに来てもつまらないと思いますよってことです」
「つまるとかつまらないとかじゃないんだよ。沙代が危ない目に遭わないように見張りに行くんだから」
「だ、だから危ないことなんてなにもないんですよ!」
「そういう決めつけが良くない!」
そう言って、彼はダンッとビールジョッキをテーブルに置いた。
ダメだ、かなり酔っている。いつもこんなふうにならないのに。
こんな彼は初めて見るけれど、なんとなく、これ以上なにを言っても無駄な気はしてきた。
「……オフ会の主催者さんには、彼氏がいっしょに行きますということを私から言っておきます。
ただ、もう一度言いますが、来ても絶対つまらないと思いますよ? みんなでアニメについて語り合うんですから」
「つまらないのは覚悟だ。ちゃんと連絡しとけよ」
「命令しないでください」
お酒の力を借り、私もちょっと強めに言い返してみた。
まあ、志木さんがいいのならそれでいいか。BL好きの読者が集まるオフ会とかだったらさすがに連れて行けないけれど、今度のオフ会はほかにも男性が来る予定だし。
それに……そこまで私のことを心配してくれたのは、純粋にうれしいと思ったから。
ああ、でも今度のオフ会、どうなるんだろう? まったく予想できなくなってきたぞ。
とりあえず、主催者のTaka★さんに連絡しなくちゃ。