現状報告！オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。

ハンドルネームという言葉を理解した彼は、Taka★さんの方を向いて、

「今日は俺まで急に来て、すみません」

と話した。

志木さんもニコ、とほほえみながら、Taka★さんにそうあいさつをしていた。

志木さんの笑顔はどこか落ち着く。Taka★さんにも、決して悪い印象ではないだろう。


……そう思ったんだけど……。


「別にいいっすよー。人は多い方が何事も楽しいですしね！
……でも、今時オフ会すら自由に参加させてあげないなんて、ちょっと厳しすぎるっすね？」

……と。
Taka★さんはちょっと意地悪な口調で志木さんに言った。


……そんな言い方しなくてもなぁ。いや、確かにその通りではあるんだけど……。


「じゃ、行こうか！ まだ集合時間前だけど、すでにみんな集まってるよ！」

Taka★さんは私たちにそう言うと、お店の中へと入っていった。