現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
……なんかアッサリ。
もう少し、Taka★さんになにか言ってもいいんじゃないの……って、うわ、私すごいワガママだよね⁉︎
私、何様だろう。
Taka★さんは変な意味で私の隣がいいって言ったわけじゃないし、それなのにアッサリ引き下がる志木さんにちょっとモヤッとするなんて。
でも、そのモヤッとした感情を口にする前に我に返って良かった。
そんなことを考えつつ、私はリンゴさんの正面に座った。
ーー……
各々、好きなメニューとドリンクバーを注文し、食事をしながら会話に花を咲かせた。
アニメに詳しくない志木さんが混じることでどんな雰囲気になるんだろう……と不安もあったけれど、なんの問題もなく、むしろ志木さんと席の近いソルさんとパティさんは、彼との会話をとても楽しんでいる様子だ。
少し耳を傾ければ、志木さんがふたりの趣味について話を聞いたり、質問したりしていて、ふたりはそれについて楽しそうに話していた。
志木さん、普段はクールさが目立つからあまりそういう印象はないけど、彼とお客さんとの会話を聞いていると、本当に聞き上手で話し上手だということがわかる。
ソルさんとパティさんも、オタクではない志木さんの趣味などが気になるようで、志木さんがふたりからの質問に答えている場面もあった。
とにかく、仲良く楽しそうな雰囲気で良かった。
私も、安心してみんなと楽しく会話をする。
けれど楽しい時間が経つのはあっという間で、気づけばお開きの時間となっていた。
「ねーねー、彼氏くんはTwitterとかSNSとかやってないの?」
「あー、うち、彼氏くんのLINE知りたいー」
「ぼ、僕も」
帰り支度をしながら、リンゴさんとパティさんと、終始大人しかったソルさんまでもが、志木さんに連絡先の交換などを求める。志木さん、この短時間でみんなに相当好かれたんだなぁ、すごい。私、オタク趣味以外の人と打ち解けるのに結構時間かかる人だから、志木さんのコミュニケーション能力をもっと見習わないとな。
そんなことを考えながら、四人のやり取りをぼんやりと見つめていると。
「ちょっといい?」
突然、Taka★さんに声をかけられ、軽く腕を掴まれる。そのまま、引っ張られるようにして、お店の外に連れていかれる。
ちょっ、お会計まだなんだけど!? どこ行くのー!?
もう少し、Taka★さんになにか言ってもいいんじゃないの……って、うわ、私すごいワガママだよね⁉︎
私、何様だろう。
Taka★さんは変な意味で私の隣がいいって言ったわけじゃないし、それなのにアッサリ引き下がる志木さんにちょっとモヤッとするなんて。
でも、そのモヤッとした感情を口にする前に我に返って良かった。
そんなことを考えつつ、私はリンゴさんの正面に座った。
ーー……
各々、好きなメニューとドリンクバーを注文し、食事をしながら会話に花を咲かせた。
アニメに詳しくない志木さんが混じることでどんな雰囲気になるんだろう……と不安もあったけれど、なんの問題もなく、むしろ志木さんと席の近いソルさんとパティさんは、彼との会話をとても楽しんでいる様子だ。
少し耳を傾ければ、志木さんがふたりの趣味について話を聞いたり、質問したりしていて、ふたりはそれについて楽しそうに話していた。
志木さん、普段はクールさが目立つからあまりそういう印象はないけど、彼とお客さんとの会話を聞いていると、本当に聞き上手で話し上手だということがわかる。
ソルさんとパティさんも、オタクではない志木さんの趣味などが気になるようで、志木さんがふたりからの質問に答えている場面もあった。
とにかく、仲良く楽しそうな雰囲気で良かった。
私も、安心してみんなと楽しく会話をする。
けれど楽しい時間が経つのはあっという間で、気づけばお開きの時間となっていた。
「ねーねー、彼氏くんはTwitterとかSNSとかやってないの?」
「あー、うち、彼氏くんのLINE知りたいー」
「ぼ、僕も」
帰り支度をしながら、リンゴさんとパティさんと、終始大人しかったソルさんまでもが、志木さんに連絡先の交換などを求める。志木さん、この短時間でみんなに相当好かれたんだなぁ、すごい。私、オタク趣味以外の人と打ち解けるのに結構時間かかる人だから、志木さんのコミュニケーション能力をもっと見習わないとな。
そんなことを考えながら、四人のやり取りをぼんやりと見つめていると。
「ちょっといい?」
突然、Taka★さんに声をかけられ、軽く腕を掴まれる。そのまま、引っ張られるようにして、お店の外に連れていかれる。
ちょっ、お会計まだなんだけど!? どこ行くのー!?