VOICE~君の声を求めて
いまあの子が私をみて、笑った気がする。



気のせいかな?


うん、気のせいだ。



帰ろう……


私は心ではそう思いながらも帰る気にはならず、私の足は屋上へとむかった。


空見たら元気になれるかな??


私は苦笑いを浮かべた。



どうして詩音みたいにうまくやれないんだろう。




どうして……
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