VOICE~君の声を求めて
私は屋上への階段を登った。



ガチャ



屋上へはいるとあたたかい春の風が私の髪を弄ぶ。


ん?

どこからか歌が聞こえる。


______空はまだ遠くて



必死に手を伸ばしてた



自分の手は小さすぎて



思わず笑ってしまった



かわいた頬に



温かいものが流れる



そしたら君が手を差し伸べていうんだ


君は君じゃないか__________
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