VOICE~君の声を求めて
________ザーーー





それは大雨の日の出来事






私はアラームをセットしたはずが




なぜか鳴らず、



詩音と一緒に登校できなかった。




私は急いで学校に向かった。




はぁはぁ






走ってきたため、息があがっている。





しかもこの日は大雨。





学校のなかはなんだかどんよりとしていて、




いつもは明るい色で包まれている学校が灰色の霧で包まれているような気がした。





髪は雨でぬれて、私の髪先から水滴が落ちる。
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