VOICE~君の声を求めて
ゴンッ
「いっ!」
私の脇腹に強烈な痛みがきた。
どうやら誰かの肘があったたようだ。
こんなことするのはこの場にひとりしかいない。
「有馬くん!なにすんの?」
私は怒りで有馬くんを睨みつけた。
「いや、さっきの歌全然うまくなかったぞ」
「はぁ~そんなこと言いに来たわけ?」
有馬くんはよくわからない人だ。
でも、今日は誘ってくれて、ほんとは嬉しかった。
でも急に意地悪になる。
そこが良くわからない。