VOICE~君の声を求めて

「おっおまえなぁ……あーくそっ」






そう言って有馬くんは私を抱きかかえた。




私の体は宙に浮き、足は宙ぶらりんの状態……。





もしかして、これって俗に言うお姫様だっこ??




「ちょ、なに……すんのよぉー……ひっく」



なんだかうまく抵抗できない。





みんなの視線が痛い。
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