VOICE~君の声を求めて



「みんなわりー、俺こいつ送っていくから」



「おぅ、わかった、蒼音」




「じゃあな律、あとは頼んだ」





そう言って、有馬くんと有馬くんに"お姫様抱っこ"された私はカラオケボックスをでた。





意識がぼんやりしている中、私は公園のベンチに座らされた。




すこし、冷たい風が私の火照った頬を冷ます。
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