(完)ないしょのメイド様
大山が言った通り、千代は自分のことをあまり話した
だから、千代の変化に気づける奴を呼んだ
まぁ、涼はただの飾りみたいなもの。
千代の変化が分かるのは長年、親友で幼なじみの大山だけ
相手のことを第1に考えて遠慮しちゃう性格だからな
それからオレは2人にイヤ大山に千代のことを聞いて
2人から教えてもらった千代の家の住所を見て向かった
家についてインターホンを鳴らすけど出る気配がない
仕方ねぇから千代に電話する
ープルプルプルー
~ガチャ ←出た
〔もしもし?〕
久しぶりに聞いた千代の声
可愛い過ぎずるって落ち着いて
〔千代っ今どこいる〕
〔いま?今わぁ駅前のカフェにいるよ〕
〔そっから、離れんなよ〕
〔う、うん〕
〔じゃあなっ〕
〔うんじゃあね〕
オレは電話を切った