(完)ないしょのメイド様


翌日、わたしは大学に行って辞めることを伝えた



教授は悔しそうにしていた



わたしが妊娠している事を伝えるとシブシブだけど頷いた



それから、家に帰ってちぃちゃんにメッセージを送った



メッセージを送って5分後に電話が来た



わたしが送ったメッセージは“時間があったら電話していた、大切な報告があるから”



〔もしもし、千代どうしたの?〕


〔ちぃちゃんっ あのねっ えっとね〕


〔千代落ち着いて〕


〔あっごめん。……わたしお腹の中に赤ちゃんがいるんだ〕


〔えっほんと?〕


〔ホントだよ!コレがわたしの報告だよ〕


〔おめでとう千代。暇になったら電話掛けて良いからね。あとっあたしも昼間遊びに行くからね〕


〔うん、じゃあその時は待ってるね。〕


〔あっ講義始まるから切るね〕



わたし達は電話を切った


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