(完)ないしょのメイド様


わたしが寝ている間にその部屋の主が



「このこダレ?ボクしらない……ママたちにききにいこ」



男の子は1度部屋を出て廊下を見てキョロキョロとして



廊下に誰もいないのでリビングに向かった



小さな男の子が1人で長い廊下を歩いていた…




*****



その頃…大人達は



「あれぇ千代がいない!!」



「えっ…どこに行ったの?」



「全く…いつもこうなるんだから」



「いつも?」



「一応探して置いて、でも連れ戻す様なことはしなくてもいい、近くで見守る形で良いから」



母親たちはあまり気していないが


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