恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「…本当に?!楓加、先に行くから!」
と、風のように校舎内に去っていった。
あたし置いてかれた。
ま、仕方ないか。
小学6年生にて花菜は宮下先生に告白していた程だったし、本当に好きなんだな。
少し、歩いていると体育館から宮下先生が出てきて出くわした。
「こんにちは、椎名さん。」
「あ、こんにちは、宮下先生。」
花菜の方が先に行ったのに、あたしが先に出会ってしまった。
「蜜葉ちゃんのお迎えですか?」
「はい、蜜葉はいつもの所に?」
「いえ、今日は友達の歩美ちゃんと運動場で遊んでいますよ。」
運動場…って、
「さっき通ったのに…、」
あたしとしたことが、
みっちゃんに気づかなかったなんて。
「ありがとうございます、宮下先生も一緒に来ませんか?」
「…え?」