恋愛対象外だから!【おまけ追加】


「だから、テストの採点もあると思うけど今日は早く、ね?」



あたしは耳元で小声で話し、はるちゃんが嫌な顔をするなか教室に入った。



「ふうちゃん、あの、女嫌いで超がつくほど有名な、はる先生と知り合いなの?!」



燐ちゃんには言っとこうかな?
これからお世話になりそうだし……、



「えっと、実は、その…有名な はる先生とは兄妹です。」


「…へ?」



今、一瞬、燐ちゃんの目が点になった。
そして、唖然とした顔であたしを見つめる。



「だから、兄妹なんです。」



多分、燐ちゃん思考停止中だよ。
テスト前にやばいことしちゃったかも。



「…キョウダイ?」



なんて、話しているうちに予鈴が鳴り勉強していたクラスメイト達は静かになった。


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