恋愛対象外だから!【おまけ追加】
結局、飛鳥と康太君が帰ったのは21時半だった。康太君は蜜と肩を揃えて寝ていた。
蜜は、明日の朝お風呂に入れるとして…、
「んじゃ、俺が蜜葉を部屋まで運ぶよ。」
と言って、類が抱っこをして連れて行った。
てか、飛鳥が来るだけで結構疲れた。
唯は、『明日、家出るの早いから先にお風呂入るね〜。』なんて言いながら行った。
そんなの俺だって明日は忙しいのに。
特に、校内スポーツテスト。
副担として色々お世話しないといけない。
楓加はまだ、部屋から出て来ない。
でも、楓加のことだから寝ているんだろう。
きっと、朝になればケロッとした顔で『おはよう〜。』と言うに違いない。
スマホをひらくと京からメールが届いていた。
〝急患が入ってしまい、今夜は帰れそうにないから、家のことは頼みます。〟
まぁ、いつもとあんまり変わらないけど。
俺は〝了解〟と返信をしといた。
とりあえず、俺も色々と書類関係を片付けてから寝ようかな。