恋愛対象外だから！【おまけ追加】

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((ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ…))



機械音…？
薬品の匂いがする。



「…ん」



目を開け周りを見ると白い天井とあたしを囲むほどの機械が沢山。



「あ、楓加起きましたね。」



近くの椅子に座ってカルテを書いていたのは白衣姿の京ちゃん。


はじめて見たかもしれない。



「ったく、しんどい時は俺に言えと毎度言っているでしょう？それに高熱ですよ。よく、そんな身体で学校に行こうと思いましたね。」



声からして結構怒っていらっしゃる。



「だって…。」


「言い訳無用です。さっき楓加が意識を失っている間に色々と検査をしました。楓加は髄膜炎という病気でした。」



…髄膜炎？



「簡単に言えば、脳や脊椎を覆う保護膜に炎症が生じたことですね。」


「…どのくらいで退院できる？」


「楓加の検査の経過次第だけど2週間は入院をしてもらいます。」