恋愛対象外だから!【おまけ追加】
『そうだよ〜?椎名先生に注射してもらえるなんてレアだよ?いつも頼んでも他に当たってなんて言いますからね。』
「1人を引き受けたら他の看護師も頼んでくるから引き受けないだけですよ。それに楓加の入院中のDIVは俺がやりますからね。」
なんか〜、よくわからないけど。
京ちゃんにやってもらえることがレア?
…要するに良いことって捉えてもいいのか。
「まったく、楓加ちゃんに関しては重症だな。あ〜、さすがはシスコン様。」
「しかし、寺島。もし、あなたの彼女が下手な看護師や医師に注射をすることになればどうしますか?…頼みますか?」
「あ〜、それは僕がやるね。」
話している内容がよく理解しがたいけど、
何となくわかる気がする。
『椎名先生と寺島先生は看護師が注射下手だと言いたいのですか?』
「ま〜、少なくともこの病院の看護師の腕は上手とは言いきれないよね。」
あたし、決めた。
絶対に、医者にも看護師にはならない。
…なんか、嫌悪感がでている。
「…はい、楓加終わったよ。そのまま安静にしているんだよ?」