恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「あのさ、唯斗?面会するときは面会カードに記入してから会いに行かなきゃ駄目だろ?」
「…え、蒔茉さん?」
病室に入ってきたのは蒔茉さん。
唯ちゃんの唯一無二の存在。
「こんにちは、楓加ちゃん。具合はどう?」
「…あ、もうだいぶ良くなりました。」
「そう、良かった。唯斗のやつ ここに来るまで『ふうちゃん泣いてないかな?』とか言ってたんだよ?」
さすざに、入院だけで泣かないよ。
泣きたくなるのは注射針を見たときだけ。
「蒔茉、ふうちゃんに余計なことは吹き込むなぁ〜。僕の印象悪くなるじゃん。」
現時点で悪いから安心してください。
「蒔茉さん、これからも唯ちゃんのことよろしくお願いします。」
「…ハハハッ、出来る限り面倒みるよ。」