恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「唯ちゃん…、あ、ありがとう。」
「フッ、どういたしまして。さて、ふうちゃんは熱が出てきちゃったね。」
そう言ってあたしのオデコを触る。
少し冷えた唯ちゃんの手が心地よかった。
「え、嘘?」
「嘘なんて言わないよ。少し熱も高めだね。じゃあ、僕はそろそろ帰るよ。」
「…帰るの?」
正直、来てくれて嬉しかった。
ちゃんと話せてよかった。
「このままいたら、ふうちゃんのこと襲いそうだからね。それに、少し寝てなよ?」
そう言って起き上がっていたあたしをベッドに寝かせるように倒した。
「帰り際に、ふうちゃんが熱出てることナースステーションに言って帰るから、もう寝てな?疲れてるでしょ?」
そう言って、頭を撫でてくれた。
「…おやすみ、ふうちゃん。」