恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「何でそれを…。」
「ふうちゃん倒れる前日だっけ?飛鳥君が色々あって家に来て説得してくれって頼まれたよ。でも、それは蒼君自身の問題だから僕は断ったんだけどね。」
さて、蒼君…。
君はこんなとこでその程度の問題で躓くようなやつじゃないだろう?
「…ったく、飛鳥かよ。」
「蒼君はふうちゃんのことを考えすぎだよ。そりゃ、僕だって考えるけど…。」
「…最近、ふうといると余計にあいつに何かしそうで。」
「だから、女の子と遊んでるんだ〜?」
別に、蒼君は19歳だし交友関係はお好きにしていいと思うけど、
「ついでに言うと、ふうちゃんも蒼君が遊んでること知ってるよ〜。」
蒼君はふうちゃんにバレてないとでも思っていたのか『マジかよ』的な顔をした。
「…なんで、ふうはそういうことに疎いじゃん。」
「類君がこの前ふうちゃんの目の前で言ってたよ〜。『シャツにキスマつけてくるわ、女の臭い濃い香水がプンプンするわ』ってね。」