恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「…そっか。」
「昔、楓加が交通事故にあったときのこと覚えていますか?」
…交通事故あったな。
確か、ふうが4歳の時。
「確か……がふうのことを庇って。」
「楓加自身、交通事故後の記憶もあまりないようです。」
ふう自身にとっては衝撃的すぎて辛すぎて脳が勝手に記憶を排除したんだろうな。
「京兄、そのことをふうは…、」
「知りません。しかし、今週末に父さん達が帰国するらしいです。その時に…、」
そのことを言うのか、
ふうにとって負担にならないのか。
「でも、京兄…、ふうにその現実は受け入れられるのか?」
「遅かれ早かれ、知ることにはなります。それに類も最近知ってしまったようですしね。」
類…まで知っているのか?
「…そうか。」
「大丈夫、…何があっても俺達は家族です。」