恋愛対象外だから!【おまけ追加】
授業が始まるまで、あと3分ほどある。
はやくこの雰囲気を消したい!
そして、はるちゃんにそのまま隣の空き教室まで誘導された。
「ちょっ、はるちゃん?」
「楓加、このまま授業サボろっか?」
「駄目だよ!はるちゃん教師でしょ?生徒に勉強教えなきゃだめじゃん!」
ギュッ、と温もりも感じた。
って、いきなり抱きつかれた?
「俺、もう教師やだ。」
「じゃあ、なんで教員免許とったの?」
「気分でとった。…あと、奏人(カナト)の親父の理事長に頼まれたから。」
奏人君といえば、はるちゃんの親友だ。
昔からよく家に出入りしていた。