恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「いや、ならねーよ。」
「僕達のふうちゃんに手を出しちゃ駄目だからね?出しときはバリカンで髪を剃る。」
…バリカンで髪を剃るってハゲってことか。
なんと、恐ろしいことを言うのか。
「わかったから、唯 さっさと帰れ。」
「あーあ、僕もふうちゃんの傍にいたい。」
なんて色々ブツブツ言いながら帰った。
唯が差し入れにくれたのはアイスコーヒー。
それと、お菓子数点。
「…ん、、?」
ゆっくりと目を覚ます楓加。
寝起きの顔も可愛くて…、やばい襲いそう。
いや、でも俺は我慢ができる男。
唯と類みたいに飢えていない。
「起きた?楓加。」
「……はるちゃん?」
昔から楓加の『はるちゃん』という呼び方に俺は気に入っている。
俺と楓加は10歳差。
って、俺も結構歳とったんだな…。
確か、あれは楓加が5歳だった頃、俺は15歳で保育所に迎えに行ったときのこと。