恋愛対象外だから！【おまけ追加】
楓加side




「本当に大丈夫なんですか？嘘ついたら今度こそ許しませんからね。」



あれから、約1ヵ月が経とうとして2日前に病院を退院したばかり。

そして、2日間は安静でずっと監視されていた。



突然、両親だと思い込んでいた人達があたしの実の両親の親友であったことがわかり、かなり混乱してしまった。


でも、結構ショックだったんだよ。


物心ついたときには、もう椎名家の子どもでまさかドラマみたいな展開になるなんて考えたこともなかった。


今の両親達は、仕事の都合上2日間しか滞在ができなくてまた帰った。



「ふう、無理すんなよ〜。」



そう言って玄関まで見送りに来てくれたのは食パンをくわえた蒼ちゃん。



「蒼眞、行儀が悪いですよ。」


「あれ、蒼ちゃん仕事は？」


「ん〜？久しぶりのオフ。」



ようやくオフとれたんだ。
最近は映画撮影とかで大変そうだった。


また、来週からドラマ撮影も入るとか言って台本を必死に覚えている。


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