恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「病み上がりなのに来て大丈夫なの?」
「…うん、まぁ?」
入院中は、燐ちゃんが学校帰りにお見舞いに何回か来てくれた。
奏人君と浅村先生も来てくれた。
奏人君曰く、鷹取会長は留学先もう行ってしまったとか。
「…嘘ついたら許さないよ?」
なんかこの台詞、朝も聞いた。
確か、京ちゃんが言ってたような気がする。
「もう大丈夫だよ、…多分。」
「その多分ってなによ。」
『椎名さん、入院していたって聞いたけど大丈夫?ノートとか見せようか?』
『あ、わからないとこあったら言ってね?』
あまり話したことない子が話しかけてくれた。
なんか、嬉しい…?
「ありがとう。」
「そろそろ本鈴の時間だね。」
立っていた子達がみんな座っていく。
進学クラスだからなのか、お利口すぎる。
そして、先生も本鈴前に教室に入る。
遅刻できない状況なんだよね。
「あら、楓加ちゃん久しぶりの復活ね〜。体調は大丈夫なの?」