恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「へ〜?楓加そんなこと言っていいわけ?」
この声って…、
「はる…、風間先生。」
「んで?俺がなんて…?ん、精神的に無理?」
これ、かなりやばい。
顔は笑っているけど内心怒ってるパターン。
「あ、ははは…。」
「楓加、あとで準備室に来い。かなり優しく説教してやる。」
優しくの部分強調してたけど、
絶対怒ってる〜。
「燐ちゃ〜ん、助けて。」
「残念、私、浅村先生に呼ばれてるの。」
「薄情者ッ〜!」
燐ちゃん面倒なことはやだみたい。
友達なのにー。
「おまえ達、うるさい。授業はじめるぞ。」
てか、1限目からはるちゃんの授業なんて。
ついてないよね。
でも何故か、はるちゃんの教師姿は好き。
教科書をスラスラと読みあげる姿や黒板に色々と書く姿。
「…好きだなぁ。」
「…は?誰を。」
心の中で呟いたつもりなのに何故か聞こえていたらしいです、
…燐ちゃんに。
「そういえば、私、ふうちゃんからボーイフレンドの話とか聞いたことない。」
「へ?」