恋愛対象外だから!【おまけ追加】
ー過去ーーー
確か、菊川詩織と付き合うことになったのは
俺が高校3年生のとき。
「はるっ〜君、昼休みだぜぇ?体育館にバスケやりに行こうぜ!」
「まじキモい。恵佑(ケイスケ)、俺をはる君って呼ぶな。それは兄弟だけに許してる。」
多分、学生時代は普通にダチも結構いて、
よくクラスメイト達と昼休憩になってはサッカーとか鬼ごっこやバスケをしていた。
「そういえば、遙って小さい弟と妹いんだろ?遙が小さい子に使う言葉が思い浮かばねー。てか、遙を想像するとマジで腹痛てぇ〜、“ねんねの時間でちゅよ〜”とか」
そう言いながら笑うダチ達。
てか、『〜でちゅよ』とか使うか。
「亮平(リョウヘイ)は俺に殺されたいの?…あ?」
「おまえ達、あんま遙のこと怒らすなよ?あとで愚痴をきく俺の気持ちにもなれ。」
奏人がスピニングボールをしながらそう言った。
「カナは面倒見いいのに彼女作らないよね〜。合コンセッティングしてやろうか?」