恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「ふうちゃん、
それ言い始めたら終わりだよ。」
とうとう燐ちゃんにまで呆れられてしまった…。
昨日は京ちゃんとはるちゃんと唯ちゃんにみっちりと嫌味言われたし。
あたしはあなた達みたいにパーフェクトじゃないの!って叫びたかった。
「…ゔ。」
「まぁ、ふうちゃん頑張って。
私はちょっと用事あるから先帰るね!」
そう言って走って帰ってしまった。
燐ちゃんに慰めてもらおうと思ってたのに。
あたしも、バレないうちに…、
「おい、楓加。おまえ何帰ろうとしてる?
─── あ?」
「…げっ、はるちゃん。」
あたしにとって6月12日は最悪な恋人の日になりそう…、、
皆さんお察しの通り、
これから、はるちゃんと古典補習です。
この人はムカつくほどオールマイティーだから教えてくれるらしい。
それより、最近知ったことなんだけど、
はるちゃん実は国語の教師も出来るらしい。
「ん?『げっ』ってなんだ?てか、俺お前の彼氏なのにその扱いは酷くね?」
「…っ、」
「あ、照れた。」