恋愛対象外だから!【おまけ追加】
あたし、本当にはるちゃんに一生適わないなって思ってしまう。
はるちゃんはあたしより断然大人で、あたしなんか嫉妬してばっかで…。
「て、照れてないからっ!」
「クスッ…、顔真っ赤だから。あー、もう可愛すぎる。なんなの、おまえ。とりあえず準備室入るぞ。」
少し頬が赤くなったはるちゃんを少し可愛いと思ってしまった。
準備室に入る度に少し緊張する。
そして入るとフワッと香るコーヒーの香り。
あたしは何故かこの香りが好き。
「はるちゃん、また散らかして…。」
「まだ綺麗な方だろ?…いや、昨日少し探し物をして散らかしたけど。」
あたし1週間前に片付けたような?
うん、綺麗に片付けた。
「あー、もう!はるちゃん散らかしたら片付けること覚えたら?」
「…俺のことはほっとけ。
それより楓加は古典の成績上げたら?
総合クラスの平均にも達しないってどう?」
「うぅっ…、それ言わないでよ…。」
昨日散々言われてガラスのハートにヒビが入ってるのに…。