恋愛対象外だから!【おまけ追加】
廊下を大疾走して、呑気にフルーツオレを飲んでいる燐ちゃん発見。
「燐ちゃん、おはよう!」
「あれ、ふうちゃん?疾走してどうしたの?」
「て、テストだよ!古典の小テスト!」
なんて、余裕のある燐ちゃんの顔
少しムカついてしまう。
「知ってるよ。」
「もー!なんで余裕そうなの!」
「だって、私得意分野だし?文系だからかな?でも、ふうちゃんも文系っぽいけどな〜。」
あたしも文系です…が、
どっちかと言うと、国際的な文系です。
要するに英語や地理や世界史です。
「国語なんて必要ないもん。」
「いや、ふうちゃんは日本人でしょ?」
「…多分?」