恋愛対象外だから!【おまけ追加】
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「用意終えたら座れー、SHRはじめるぞ。」



はるちゃんが今日も1日疲れたというような顔で教室に入ってきた。



『ねぇ!校門前に俳優の椎谷 蒼眞いるらしいよ!早く見に行こうよ!』


『なんで蒼眞君がここにいるの?!』



そんな先輩達の声が廊下から聞こえてきた。

はるちゃんの方をみると『は?』みたいな顔をしていた。



「ふうちゃん!俳優の蒼眞君なんでいるのかな?!かなりやばい、会いたい!」


「…燐ちゃんってファンだったりする?」



『違う』と言ってほしい。

それよりも、蒼眞とあたしが兄妹と知ったらどんな反応をするのだろうか。



「大ファン!蒼眞君が載ってる雑誌全部買うもん!サイン会だって行ったよ!」



蒼ちゃんのサイン会?!
そんなもの開かれるの?!



「楓加ー、ちょっと来て。」


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