恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「朝寝坊したら本当に大変ですよ。」
『あ、そこの黒のローファー履いて。…サイズはあっているかしら?』
「はい、ピッタリです。」
ハイソックスを履いたのもいつぶりだろう。
最近はクルー丈ばかりだった。
「あの、撮影まで時間ってありますか?」
『えぇ、私はまだ蒼眞君達もやらなきゃいけないからあと1時間ぐらいあるかな?』
蒼ちゃん達のメイクはまだなんだ…、
あたしが今、制服を着ているということは蒼ちゃんも制服を着ているんだ…、
ん…?
あれ、蒼ちゃん〝達〟って言ってなかった?
ま、いっか。
『私は蒼眞君の所行くけど此処に1人で平気?あ、暇じゃない?』
「平気です。また近々高校でテストがあるのでその勉強をしておきます。」
『楓加ちゃんには関心だね〜。…多分、撮影が始まる20分前ぐらいに誰か迎えに来るからその人に着いていってね。』