恋愛対象外だから!【おまけ追加】



「遙〜、楓加ちゃんには優しくね。」



そう言い残し、手を振りながら職員室かどこかに行った。


準備室は相変わらず、地味に広い。


ソファーなんかあるし普通に仮眠とかもできちゃうよね。



「楓加、俺がわざわざ此処に呼び出した理由わかってるよね?」


「…なんとなく。」


「で?…蒼とケンカでもしたの?」



はるちゃんは何故か鋭い。
関わって欲しくないところで関わる。



「ケンカ…なのかな?」


「助っ人に行って家に帰って来たぐらいから俺が見てる限りあんま喋ってないし。」



だって、喋れないよ。

『好き』って言われたし、兄妹として見てないとかいきなり言われても混乱する。



「向こうで何があったの?」


「…蒼ちゃんに兄妹として見てないって言われたの。ずっと1人の女として見てきたって。」


「要するに、蒼に告られたんだ?」


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