恋愛対象外だから!【おまけ追加】
なんて、窓の外の桜に耽りながら考えていた。
…それより、さっきから廊下が騒がしい。
10分後にはテストだと言うのに呑気だな。
…って、
「原因は、はるちゃん?!」
と、突然席を立ち上がり叫んでしまった。
何という失態をおかしたのか。
「え、っと…?ふうちゃんどうかした?」
あたしが在籍するA組は1クラスしかない進学クラスだから、他のB組からの総合クラスと比べ真面目が多い。
「あ、はは…。ごめんなさいっ!」
クラスメイト達は『え?』というような顔をしながらあたしに注目してきた。
これは、かなり恥ずかしい。
今、あたし絶対に赤面だよね?!
てか、それより… はるちゃんに伝えなきゃ。
静かに存在を消しながら教室を出た。