生きづらい
そういうところで真摯に対応している従業員側の人たちは、低姿勢で丁寧な口調を心がけ口角は最大限にひきあがっている。

だがその目はだいたい正気がなく、かろうじて神経は通っているが光を失った水晶体にすぎない。

アジア諸国を旅すると、客がいようがいまいがスマホをいじり、談笑し、壁に寄り掛かった店員ばかりである。
それは日系大手デパートであっても変わらず、先述した神様的思考で臨むと、日本国内の無償で受けられるサービスの高さに圧倒されるだろうか。

そしてそういう人々は口をそろえて言う。

「すばらしい、おもてなしの国、にっぽん」


滅びてほしい。

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